児童養護施設 チルドレンズ・ホーム主要作品に戻る
“チルドレンズ・ホームは、戦争で親を失ったひとりの子どもを、創設者が保護して、自分の家に連れ帰ったことに始まったと聞き及んでいます。まだ児童福祉法が制定される以前の1946年のことでした。
60年の歳月は、子どもたちの環境を変え、現在では様々な事情で親と一緒に暮らせない子ども達が生活する場所になっています。現在は、幼児から高校生までの約60人の子ども達が生活をしています。
「ここは、施設ではない。『子ども達の家』なんだ」それが、創業者の理念の引き継ぐ設置者の一貫した考え方でした。私たちも、そのまま「子どもたちの家」を創ることを計画の基本的な考え方としました。
子ども達が住まう家としての5つの寮舎と、事務室や子育て支援・生活訓練のための諸室をもつ管理・運営棟、地域の人達を含めた交流を促進するための地域交流棟の計7棟を、中庭を中心にとした小さな街を形成するように配置しました。それらを回廊でつないでいます。
4つの子どもたちの家には、各々小学生以上の子供達12人が生活しています。中庭に面した家の中心にリビング・ダイニングを設け、その廻りに個室を配しています。個室は、可動間仕切りや家具を移動することにより、2人あるいは4人での共同生活も可能な、多様な住まい方が出来るものとしています。
その子どもたちが安心して帰れる家であり、健やかに暮らすことのできる家であってほしいと思います。けれども、ここで暮らす子供たちは、やがてここを巣立って、自らの力で生きていくことを運命付けられています。そのときにも、帰ることのできる家であってほしいと思っています。
地域や社会もそれを見守ってほしいと願います。そして、できることならば、子供たちがここに来なくてもよいように、大人たちが努力していかなければいけないという思いを強くした仕事でした。
| 住所 | 茨城県那珂市額田北郷771-1他 |
| 竣工 | 2007年1月 |
| 建築面積 | 1,747.5㎡ |
| 延床面積 | 1,764.23㎡ |
| 各階延床面積 | 1階:1,162.66㎡、2階:601.57㎡ |
| 構造規模 | 鉄骨造、地上2階 |











