柏市立風早南部小学校
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敷地は林と畑に囲まれた緑豊かな場所に位置します。

この学校は、児童にとっては一日の大半を過す生活の場となり、新しく道路が整備された周辺地域に対しては景観形成を先行するものとして、設計しました。

設計の基本的な考え方は、
    「明るい」「あったかい」「わくわくする」
    “学校に行くのが楽しくなる”そんな小学校を創る

としました。周辺になじみながら、自然が感じられ、子どもたちを楽しくさせる、そんな学校を目指しました。

 

以下の6つのことがらを基本方針として具体化を図りました。

  1. 安全・安心に配慮した学校
    敷地の出入り口を、正門、来客・職員用門、西側通用門の3箇所に集約し、職員室・校長室・保健室からは正門や校庭が一望でき、事務室・給食室からは北側駐車場が見えるようにしました。常に大人の目が敷地内に注がれるようにするとともに、出入口には監視カメラも設置し不審者のチェックができるようにしています。
  2. 分かりやすくゆとりある空間
    中央に廊下を配した分かりやすく明快な平面構成とし、郷土資料コーナーや図書室など吹き抜けのあるゆとりある空間を創りました。
  3. 柔軟な学習を可能にする空間構成
    普通教室に隣接させたワークスペースを廊下と兼用せず設け、チームティーチング、個別学習等の学習形態に対応できるものにしました。昇降口の近くには図書室とコンピューター室を一体化したメディアセンターと多目的に使用できる郷土資料コーナーを設置し、多様な教育活動に対応できるようにしました。
  4. 環境に配慮した学校
    教室は南側の校庭に面するように配置しました。居室には大きな開口部を設け、自然採光に配慮しました。太陽光発電による一般時の電力利用や災害時の講堂照明利用、雨水再利用による散水や洗浄水としての活用を可能としています。また屋上に緑化スペースを設け、階下の特別教室の熱負荷軽減を図っています。  
  5. 木材を生かした温かみのある空間
    ワークスペースや廊下、郷土資料コーナーなど自然の木板を効果的に使用し温かみのある空間を創りました。
  6. 地域のシンボルとしての学校
    講堂やプールの一般開放が出来るようにすると共に、郷土資料コーナーには郷土資料や記念品の展示ができるようにしました。
    また、災害時の避難拠点として太陽光発電や雨水貯留槽の一時使用を可能とすると共に、防災備蓄倉庫、防災用トイレの設置や、給食室のプロパンガス一部使用などに配慮しています。
建築担当 石井浩光
住所 千葉県柏市藤ヶ谷新田111-2
竣工 2010年8月
建築面積 4,201.26㎡
延床面積(建屋) 5,963.19㎡
各階延床面積 校舎及び講堂1階:3,687.77㎡、2階:1,961.79㎡
屋外プール付属棟1階:155.52㎡
その他倉庫等6棟 計:158.11㎡
構造規模 鉄筋コンクリート造、地上2階建て
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