茨城町立明光中学校主要作品に戻る

設計の主題

明光中学校は、町の中心部や涸沼川を見下ろす丘の上にあります。そして、校名の明光は、「明るい」「光」と書きます。文字通り明るい光に照らされた丘の上にあって、地域の明日を担う生徒たちを育むところです。

学校校舎が新しくなることによって、この学校にこれまで以上の明るい光が当たり、ここに学ぶ生徒たちに未来の地平を切り開いていく力を培ってほしいと思います。 そのような、力強さのある校舎を実現することを目指して、 「学び舎としての秩序を形成する規則性」、「水平基調の単純な外観」を課題とし、その解決を図りました。

建物の配置と形態構成

既存の体育館とプールへのアプローチを軸線上に直線で結ぶように校舎を配置し、運動場の広さを確保しました。普通教室と管理諸室は運動場に面する側に直線上に、特別教室は駐車場側L字型に中庭を囲むように配置しました。

施設の構成

普通教室、特別教室、管理諸室の各ゾーンとそれらを結ぶアプローチのゾーンで構成されます。

昇降口は校舎の中心に位置し、正門からピロティ、昇降口に至るアプローチを直線上に位置づけました。昇降口は運動場に面しそのまま運動場に出ることを可能にしています。3層吹き抜けの昇降口は各階をつなぐ役割をします。2層分の高さのピロティの上部に「重なりあった2つの正円」のヴォイドを設け、そこから降る光(明光)がこのアプローチを印象づけるように仕掛けました。

普通教室のゾーンは、1層1学年、計3層構成としました。各学年には南側に教室、北側に多目的スペースを設け、両者を仕切る間仕切りは可動の建具としました。建具を全て開放することで、多目的スペースと一体となった授業が実施でき、さらにパーティションで仕切ることで習熟度別授業の開催等も可能にしています。

図書室は昇降口脇の1階とし、コンピューター室は吹抜けに面した2階としました。図書室は吹抜けを持つこの学校の中心的な空間としました。コンピューター室は、インターネットに接続することで校舎全体のラーニングセンターとしても活用できます。 

技術室・美術室は中庭に面させ、天気がよい日には作業スペースを中庭まで展開することができます。3階の音楽室は、テラスを挟み向かい合わせて2室配しました。テラスを利用した演奏会を行うこともできます。

担当 安藤健一
住所 茨城県東茨城郡茨城町谷田部510
竣工日 2010年3月
建築面積 3,690.12㎡
延床面積 7,560.14㎡
各階延床面積 1階:3,439.20㎡
2階:2,688.53㎡
3階:1,432.41㎡
構造規模 鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造
地上3階
主要作品に戻る